【インプレ・レビュー】シグナムプロ トリトン
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こんにちは！かぼたりあんです。
今回はシグナムプロのトリトンを紹介していきます。
ガットの表面に極小さな粒々が出ており、触った感じがザラザラする変わったラフ加工が施されたガットです。よくあるラフ加工ほどラフではないこの形状が、どのような使用感になるのか、確認していきたいと思います。
トリトン インプレ
スペック等
| メーカー | シグナムプロ（SIGNUM PRO) |
| 製品名 | トリトン（TRITON） |
| 素材 | ポリエステル |
| 断面形状 |
円形（表面がザラザラ） |
| 構造 | モノフィラメント |
| 太さ | 1.18/1.24/1.30mm |
| 色 | レモン |
インプレ内容
セッティング
| ゲージ | 1.24mm |
| ラケット | バボラ ピュアストライク16/19 （2017年バージョン） |
| テンション | 40ポンド(プレストレッチ10％) |
| 張り方 | １本張 |
※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。
反発性能
反発力は標準です。やや柔らかい打感ですが、柔らかさの中に芯があり、しっかり芯で捉えて前に押すことができれば威力のあるボールを打つことができます。ホールド感と反発が適度であり、気持ちよく打ち込んでいくことが可能です。ただし、ややスイートスポットが狭く感じ、芯を外すと急に飛ばない印象を受けましたので、芯を外しやすい余裕のない状況では少し苦しさを感じました。
スピン性能
スピン性能は標準です。特にスピンがかかりにくい印象もありませんが、スピンが得意なガットではありません。しっかり後ろから前へ打ち抜いていく打ち方を基本とし、スピンをかけにいく場合も厚めの当たりを心掛けると、威力とスピンを両立したボールを打っていけます。
テンション維持性能
テンション維持性能は標準～やや高めです。使用に伴って徐々に緩んでいきますが、極端な打感の変化はありません。しかし、厚く打ち抜いた時の爽快感はどうしても少しずつ失われ、ボヤケた感じは出てきます。ただ、価格が比較的安いので、張り替え頻度多めの方でも問題ないでしょう。
類似・競合製品との比較
ポリツアープロ
ヨネックスのポリツアーシリーズの基本ガット。やや柔らかい打感で衝撃少なめの、万人受けするガットです。反発力はわずかにトリトンよりも控えめな印象ですが、スイートスポットはトリトンより広く、非常に素直にボールが飛ぶため扱いやすく感じる方が多いはずです。
詳細なインプレはこちら→
エクスペリエンス
同じくシグナムプロから発売されているエクスペリエンス。芯を外すと飛びの悪さを感じやすいのはトリトンと似ていますが、芯で捉えれば、トリトンよりも弾きが良く、軽快にボールを飛ばすことができます。早いテンポで攻める際には、エクスペリエンスの軽快な弾きがメリットとなります。
詳細なインプレはこちら→
まとめ
おすすめできる方
・後ろから前へ厚く当て、しっかり前に押す要素の強いスイングの方
・柔らかめの打感を好む方
・コスパの良さを求める方
おすすめできない方
・広めのスイートスポットを求める方
・擦り上げるような打ち方をする方
スイートスポットは広くないけど、その分パワーが芯に詰まっている印象のトリトン。ミート力に自信があって、厚い当たりで前に押していける方であれば、しっかり威力のあるボールを打ち込んでいけるガットです。コスパも良いので、ご興味あれば、ぜひ一度お試しください。
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