【インプレ・レビュー】ポリスター エナジー
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こんにちは!かぼたりあんです。
ベースラインから下がらずライジングショットで攻め続けるプレーにより、世界トップレベルで戦った、ロシアのニコライ・ダビデンコが使用していたことで有名なガットです。
エナジー インプレ
スペック等
メーカー | ポリスター(POLY STAR) |
製品名 | エナジー(energy) |
素材 | ポリエステル |
断面形状 | 円形 |
構造 | モノフィラメント |
太さ | 1.20/1.25/1.30/1.35mm |
色 | ナチュラル、ブラック |
使用プロ (過去含) |
N.ダビデンコ など |
インプレ内容
セッティング
ゲージ | 1.25mm |
ラケット | バボラ ピュアストライク16/19 (2017年バージョン) |
テンション | 40ポンド(プレストレッチ10%) |
張り方 | 1本張 |
※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。
反発性能
反発力はやや高めです。ポリガットとしてはかなり柔らかめの打感で、ラケット面にボールが乗っかる感覚があります。ゆっくりとしたスイングでも柔らかさを感じられ、飛びも悪くないため、ポリガットをあまり使用したことがない方でも問題なく使用できる場合が多いのでしょう。自分から打っていく場合でも、不必要なほど飛んでしまう印象はないですし、ホールド感によってコントロールもしやすいです。硬めの打感や、打ちごたえの強いガットを求める方には向きませんが、割と受け入れられやすい印象のガットです。
スピン性能
スピン性能はやや控えめ~標準です。擦るようなスピンはイマイチですが、ホールドさせながら厚い当たりでスピンをかけていくことができます。基本的にはフラットドライブ系ショットの方が得意なガットですので、スピンにエネルギーを使うのではなく、前方向に押すためのエネルギーを使った方が、ボールの伸びも出て良い結果に繋がりやすいでしょう。
テンション維持性能
テンション維持性能は低めです。このガットの最大の弱点がこのテンション維持性能で、他のポリガットと比較して明らかに緩むのが早いです。もともと柔らかい打感のガットが大きく緩むとモッサリ感が出てしまい、インパクトでパワーロスしている印象を受けます。エナジーは全ガットの中でもトップクラスに価格が安いので、気持ち良くプレーするために張り替え頻度を高めることをおすすめします。
類似・競合製品との比較
ブラックヴェノム
ポリファイバーから発売されているブラックヴェノム。このガットもエナジー同様にとても柔らかいガットですが、エナジーよりも飛びが強いため、もっと楽にプレーしたい方におすすめです。ブラックヴェノムもテンション維持性能はやや低めですが、ポリスターよりは長持ちする印象です。
詳細なインプレはこちら→
アウトブレイク
シグナムプロから発売されているアウトブレイク。このガットも柔らかめの打感ですが、エナジーよりもほんの少しだけ飛びを抑えていきたい、打ちごたえが欲しいという方にはおすすめできます。テンション維持性能も平均的なレベルですので、テンション維持性能が気になる方でも大きな問題はないでしょう。
詳細なインプレはこちら→
まとめ
おすすめできる方
・柔らかい打感を好む方
・フラットドライブ系ショットがメインの方
・価格の安いガットを求める方
おすすめできない方
・スピン系ショットをメインに考える方
・テンション維持性能を求める方
テンション維持性能以外はバランスの取れた性能のエナジー。テンション維持性能を除けば、ダビデンコも使用するほど性能の高いガットなので、ご自身でガットを張れる環境のある方、テンション維持性能に拘らない方には良いガットとなるでしょう。ロールで購入するととにかく価格が安いので、もし使用感がハマって、ロールを購入することになれば、ひたすらにコスパが高い点も魅力です。少しでも興味をお持ちであれば、ぜひお試しください。