こんにちは!かぼたりあんです。
今回はシグナムプロのプラズマピュアを紹介していきます。
このガットはポリプラズマというシグナムプロを代表するロングセラーガットの色違いと考えられがちですが、異なった特徴を持つ別物のガットです。
プラズマピュア インプレ
スペック等
メーカー | シグナムプロ(SIGNUM PRO) |
製品名 | プラズマピュア (Plasma Pure) |
素材 | ポリエステル |
断面形状 | 円形 |
構造 | モノフィラメント |
太さ | 1.18/1.23/1.28/1.33mm |
色 | ホワイト |
インプレ内容
セッティング
ゲージ | 1.23mm |
ラケット | バボラ ピュアストライク16/19 (2017年バージョン) |
テンション | 40ポンド(プレストレッチ10%) |
張り方 | 1本張 |
※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。
反発性能
反発力はやや控えめ~標準レベル。ポリプラズマより少し柔らかく、ホールド感があります。その分インパクトで多少の重さは感じますが、コントロール性は高くなります。後述しますが、ポリプラズマ同様スピン性能が高いガットではないので、厚い当たりをコントロールしていくプレーにフィットするでしょう。しっかりと厚く打てた時はそこそこスピードも出ます。
スピン性能
スピン性能はやや控えめです。ポリプラズマよりもホールドする分、多少スピンをコントロールしやすい印象ですが、やはりフラットドライブ系ショットの方が光ります。むしろフラットドライブ系ショットをメインとする方にとっては、スピンのかかり過ぎは失速にもつながるので、程よいナチュラルスピンが良い感じと言えます。
テンション維持性能
テンション維持性能は高めです。ただ少し柔らかい分、ポリプラズマには及ばないでしょう。といっても十分なテンション維持性能なので、長期間楽しめることができ、ポリプラズマ同様にコスパも良いです。
類似・競合製品との比較
ポリプラズマ
2004年にドイツのテニス雑誌において、ポリエステルガットの総合評価で堂々の第1位に選出されたシグナムプロを代表するロングセラーガット。
プラズマピュアより球離れが早く、やや反発力が高いです。テンション維持性能が非常に高く、一時期日本でも大流行しました。今でも根強いファンがいることは、最近のガットと比較しても十分に高性能である証でしょう。
詳細なインプレはこちら→
プラズマヘキストリームピュア
プラズマピュアの弱点であるスピン性能を高めるため、6角形にしたガットです。
スピン性能が高まることはもちろん、わずかに引っかかり感が出ることから弾道の高低を出しやすいです。ちなみに引っかかりは角を強く感じるタイプではなく、柔らかく持ち上がる感覚で、低いボールも楽に取れます。(持ち上がるからか)飛びの良さも感じ、深くコントロールしやすいガットと言えるでしょう。
詳細なインプレはこちら→
まとめ
おすすめできる方
・ポリプラズマよりも柔らかい打感を求める方
・フラットドライブ系ショットをメインとする方
・テンション維持性能を求める方
おすすめできない方
・スピン性能を求める方
・軽い打感が好みの方
発売当時からプラズマピュアはポリプラズマに隠れがちでしたが、負けず劣らずの良いガットです。性能もさることながら、色も白ということで、どんなラケットにも合わせられる点も良いところです。ちなみに売れ筋はポリプラズマなようですが、私個人的にはプラズマピュアの方が好みなんですよね・・・。どちらも良いガットでコスパ最高なので、みなさんもぜひお試しください。