こんにちは!かぼたりあんです。
今回はルキシロンの4Gを紹介していきます。
錦織圭選手が2014年に、全米オープンで準優勝した際に使用していたことでも有名なガットです。
4G インプレ
スペック等
メーカー | ルキシロン(LUXILON) |
製品名 | 4G(フォージー) |
素材 | ポリエステル |
断面形状 | 円形 |
構造 | モノフィラメント |
太さ | 1.25/1.30mm |
色 | ゴールド |
使用プロ (過去含) |
S.チチパス、G.ディミトロフ、錦織圭、A.デミノー、A.ドルゴポロフ、S.ウィリアムズ、V.ウィリアムズ、J.オスタペンコ など |
インプレ内容
セッティング
ゲージ | 1.25mm |
ラケット | バボラ ピュアストライク16/19 (2017年バージョン) |
テンション | 40ポンド(プレストレッチ10%) |
張り方 | 1本張 |
※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。
反発性能
反発力はやや控えめ。飛びが良いガットではないため、自分でボールを飛ばしていく必要があります。当てるだけでは飛ばないだけでなく打感も硬く感じ、このガットの良さが出てきません。スイングスピードを上げて厚く打っていくことで柔らかさが出て、コントロールの良さを感じるとともに、ボールに勢いも出てきます。厚い当たりでボールを潰して打ち続けられる、パワーと体力がある方向けのガットです。
スピン性能
スピン性能は標準レベルです。薄い当たりよりも厚い当たりで活きるガットなので、フラットドライブ系ショットを中心に組み立て、その中でナチュラルスピンをかけて(というか自然にかかる)コントロールしていくという使い方が良いでしょう。弾道も比較的低めになりやすいので、上方向より前方向に打つ方が気持ち良くプレーできます。
テンション維持性能
テンション維持性能は高めです。張った直後の使用後には多少緩みますが、その後の緩みは非常に少ないです。打感や飛び感がそんなに変わらないため、長く快適にプレーできるのは、このガットのメリットの一つです。テンションの緩みに敏感な方には大変おすすめできます。
類似・競合製品との比較
レーザーコード
テクニファイバーから出ているハードヒッター向けポリガット。遅いスイングスピードでは、多少ですが4Gよりも柔らかさを感じやすく、速いスイングスピードでは4Gの方が柔らかく感じます。反発力はやや控えめで、厚い当たりで打ってこそ活きる点は共通していますが、スピンはややレーザーコードの方がかかりやすい印象です。
詳細なインプレはこちら→
プラズマピュア
ホールド感とコントロール性が特徴のプラズマピュア。ゆったりとしたスイングでもある程度の柔らかさを感じることができるため、4Gよりも扱いやすい印象を受けると思います。スピン性能が高いガットではなく、厚い当たりでフラットドライブ系ショットを打ってこそ活きる点は共通しており、低い弾道で伸びるボールを実現します。
詳細なインプレはこちら→
まとめ
おすすめできる方
・スイングスピードや体力に自信がある方
・フラットドライブ系ショットメインの方
・テンション維持性能を求める方
おすすめできない方
・スイングスピードが遅く、硬い打感が苦手な方
・高い弾道のスピン系ショットをメインとする方
スイングスピードによって打感が大きく変化する4G。張りたての状態でショートラリーから始めると硬さが目立ちますが、ロングラリーでバシバシ打っていけば、きっと満足のいく打感とコントロール性を感じることができると思います。また、テンション低下による打感等の変化を嫌い、プレーの中で切れる前に自分で切っていた方にも、テンション維持性能が高い4Gはおすすめです。ガット張り替えにはお金も時間もかかるため、張り替え回数が減ると色んな面でコスパも良いですよ。ご興味をお持ちであれば、ぜひ一度お試しください。