【インプレ・レビュー】ルキシロン アドレナリンラフ
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こんにちは！かぼたりあんです。
今回はルキシロンのアドレナリンラフを紹介していきます。
シンプルで、打ちごたえのある打感が特徴のアドレナリンに、ラフ加工が施されているガットです。
アドレナリンラフ インプレ
スペック等
| メーカー | ルキシロン（LUXILON) |
| 製品名 | アドレナリンラフ （ADRENALINE ROUGH） |
| 素材 | ポリエステル |
| 形状 |
ラフ加工 |
| 構造 | モノフィラメント |
| 太さ | 1.25mm |
| 色 | グレー |
インプレ内容
セッティング
| ゲージ | 1.25mm |
| ラケット | バボラ ピュアストライク16/19 （2017年バージョン） |
| テンション | 40ポンド(プレストレッチ10％) |
| 張り方 | １本張 |
※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。
反発性能
反発力は標準レベル。ノーマルのアドレナリンと比較するとやや飛びが良く、打感も柔らかくなっており、パワフルなスイングができないプレイヤーでも扱いやすい印象です。ただ、ボールをしっかりと潰していけるパワーのあるプレイヤーにとっては、威力の面ではノーマルのアドレナリンに軍配が上がるでしょう。アドレナリンラフでもボールは潰せますが、やや粘りが出過ぎてパワーロスが出ている感があります。
スピン性能
スピン性能はやや高めです。ホールド感を利用して、厚く当てるスピンが得意なガットです。上ではなく、前にスイングして厚く当てていくと、ベースライン付近で落ちる質の高いナチュラルスピンが実現します。威力は高いとは言えませんが、スピン性能とホールド感でコントロール性能は高いので、どんどん前でボールをとらえ、早いタイミングで返球して相手を振り回すようなプレーが合うでしょう。ちなみに削るような鋭いスピンをかけようとすると、ボールの伸びがあまり出ない印象なので注意が必要です。
テンション維持性能
テンション維持性能は標準です。アドレナリンよりは多少伸びるのが早い気がしますが、特段悪くもありません。それよりも、単純に価格が抑えめなため、伸びを感じたら比較的気兼ねなく張り替えられる点がうれしいです。価格の安さは、練習量の多い学生にも良いですよね。
類似・競合製品との比較
アドレナリン
アドレナリンシリーズの基本ガット。アドレナリンラフよりも打感が硬く、反発力も控えめですが、速いスイングでしっかりボールを潰せるプレイヤーにとっては、威力が出る分アドレナリンの方がおすすめできます。価格は抑えめですが、世界で活躍するプロ（ルブレフなど）も使用する、高い性能を持ったガットです。
詳細なインプレはこちら→
ツアーバイトダイヤモンドラフ
ソリンコから出ているツアーバイトのラフ加工バージョン。アドレナリンラフと似たところがありますが、ツアーバイトダイヤモンドラフの方が、よりボールの高低差を出しやすい印象です。よりオールラウンドにプレーしたいのであれば、一度お試しください。
詳細なインプレはこちら→
まとめ
おすすめできる方
・コントロール性能を求める方
・厚く当てた際のナチュラルスピンの質を求める方
・コスパを求める方
おすすめできない方
・高威力なガットを求める方
・擦り上げるような要素の強いスピンをメインとする方
一定以上のスイングスピードが必要に感じたアドレナリンと比べ、飛びや打感の面で使用のハードルが下がっているアドレナリンラフ。一撃で決められるような高い威力はありませんが、コントロール性能は高いので、しっかり組み立てるコントロール派には良いガットです。コスパも良いので、試しやすい点も良いですね。ぜひご検討ください。
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