かぼたりあんの足跡

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【インプレ・レビュー】ルキシロン オリジナル


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こんにちは!かぼたりあんです。

今回はルキシロンのオリジナルを紹介していきます。

ルキシロンのポリガットの歴史の中でもかなり初期から登場しているガットで、今でも根強い人気を誇っています。

 

オリジナル インプレ

 

スペック等

メーカー ルキシロン(LUXILON)
製品名 オリジナル
(ORIGINAL)
素材 ポリエステル
断面形状 円形
構造 モノフィラメント
太さ 1.30mm
アンバー
使用プロ
(過去含)

R.ガスケ、R.バウティスタ・アグート、D.フェレール、F.ベルダスコ、M.サフィン、D.ナルバンディアン、C.モヤ、N.アルマグロ、G.クエルテン、J.C.フェレーロ、F.ロペス、V.トロイツキ、H.ガストン、ダニエル太郎、R.ナダル(一時的) など

インプレ内容 

セッティング

ゲージ 1.30mm
ラケット バボラ ピュアストライク16/19
(2017年バージョン)
テンション 40ポンド(プレストレッチ10%)
張り方 1本張

※下記のインプレ内容は、あくまで「ポリガットの中では」という前提での話です。つまり、ナチュラルガットやナイロンガットとは比較しておらず、ポリガット同士で比較した際にどう感じたか、という視点で書いたものであるということを念頭のうえで参考にしてください。

反発性能

反発力はやや控えめ~標準レベル。決して高反発ではないですが、飛ばないということはなく、打ったら打った分だけ飛んでくれる印象。打感は、少し硬めのガッシリとした打ちごたえがある打感で、力強くスイングしていくにつれて少しずつ柔らかさが出てきます。勝手に飛んでいってしまうということなく自分の意思をボールに伝えやすいため、ある程度パワーをお持ちで、コントロールを重視する方には非常におすすめのガットです。

スピン性能

スピン性能は標準~やや高めです。ガッシリした打感によって一瞬ボールをホールドする関係か、スピンコントロールがしやすい印象です。スピン量の多さだけで選ぶならもっと他のガットもあると思いますが、フラットドライブ系ショットもスピン系ショットもオールラウンドに打ちやすく、スピン量の調節がしやすく感じます。それに伴って、ボールの深さや高さのコントロールもしやすいため、戦略的なテニスを展開しやすい点が魅力です。

テンション維持性能

テンション維持性能はやや控えめです。アルパワーよりは良いですが、決して高くはないテンション維持性能です。緩むと少しずつボヤけた打感に変化してきて、コントロール性能も少しずつ落ちてくる感覚がありました。メインで使用すると決めた場合には、ロールで購入して定期的に張り替えすると良いでしょう。

類似・競合製品との比較

アルパワー

オリジナルの登場から遅れること数年で発売された、抜群のプロ使用率を誇る高性能ポリガット。オリジナルよりも反発力があり、やや柔らかめですが、パワーロス感のない独特の打感が特徴。コスパは良くないですが、ポリガットを使うなら一度は試してみるべきガットです。オールラウンドなストロークに向くオリジナルに対し、アルパワーはどちらかというとフラットドライブ系ショット向きです。

詳細なインプレはこちら→

kabotarian.hatenablog.com

RPMハリケーン(旧:プロハリケーンツアー)

少し硬めでガッシリした打感という点が似ているRPMハリケーン。ただ、RPMハリケーンは断面形状が8角形であることから、よりスピン系ショットが意識した構造となっており、オリジナルよりも楽にスピンがかかります。プロハリケーンツアーから名前が変更になってでも残っているところから、根強い人気があり、性能の高さが伺えます。

詳細なインプレはこちら→(現在編集中です)

まとめ

おすすめできる方

・しっかりとした打ちごたえを求める方

・コントロール性能を求める方

・オールラウンドなストロークを展開したい方

おすすめできない方

・ガット自体にパワーを求める方

・テンション維持性能を求める方

 

アルパワーが有名過ぎるため、陰に隠れがちなオリジナル。ですがその性能には間違いがなく、プロ・アマ問わず支持を受け続けている素晴らしいガットであると思います。発売されても消えていくガットもある中、アルパワーよりも前に発売されており、ずっと残っているという事実だけで、高く評価され続けているということがわかりますよね。テンション維持性能等の弱点もありますが、少しでも興味をお持ちの方はぜひ一度お試しください。